耳下腺と顎下腺の病気

耳下腺は耳の下にあって、唾液を作っている組織です。

1.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)---ムンプスウイルスというウイルスによって

起きる病気で、人から人に伝染します。潜伏期間は約3週間で、耳の下が腫れ、

痛みを伴います。熱は出ることも出ないこともあります。完治までに、

子供の場合は約1週間、大人の場合は約2週間かかります。耳の下の腫れがひけば、

学校や幼稚園に行って構いません。数百人に1人の割合で難聴になることが知られています。

大人の男性が罹患した場合は、精巣炎を合併し、男性不妊になることがあります。

確定診断は血液検査です。また、不顕性感染といって、症状がでなくても、

知らない間に感染していることがあります。これも血液検査でわかります。

2.反復性耳下腺炎---おたふくかぜはやったはずなのに、耳下腺が何度も腫れる

お子さんがいます。口の中の細菌が耳下腺に侵入して起きる反復性耳下腺炎です。

口腔内の清潔を心がける必要がありますが、小学校高学年くらいになると

ならなくなると言われています。唾液腺造影検査をすることがあります。

顎下腺はあごの下にあって唾液を作っている組織です。

顎下腺唾石症---唾液が口に中に届く前に固まって石になってしまう病気です。

唾液の出口がふさがってしまうため、食事のときになると、顎の下が腫れ、痛みがあります。

石の所在を確かめて、取り除く必要があります。石が奥の方にあるときは、入院して

顎下腺を摘出することもあります。

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